忍者ブログ

既婚者子持ち(確定)がDP十段を目指すブログ。

   
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コスモメモリー
Bahram Attack -猫叉Master Remix-(SPD)、NORMALにて撃墜。

■日常に潜む無慈悲

改札に定期をかざして、意気揚々と駅を脱出しようとした時、突如鳴り響くアラーム。今日もどこかで、誰かが改札に引っ掛かる。

無慈悲。振り返ると、引っ掛かった自分を睨みつける人の群れ。話したこともない、ただ同じ駅を使用しているというだけの関連性しか持たない人達が、ただ改札に引っ掛かったという理由だけで、俺に対して向ける敵意。

わかる、その気持ちはわかる。俺も貴方達と同じ立場であれば、怒りの視線を隠すことなく向けていたことだろう。しかし、ただ、ただ少しの間だけでも、俺の話を聞いてほしい。俺じゃない、俺じゃないんだ、改札に引っ掛かったのは。この忌々しい改札が、その両腕と全力をもって通過を阻止しようとしたのは、俺じゃない。俺じゃなくて、俺の前に改札を通ったその人なんだ。

わかる、言いたいことはわかる。引っ掛かったのが俺じゃないのであれば、何故お前はそこにいるのだ、と貴方達は言いたいのだろう。お前が引っ掛かったのでないならば、その拘束を突き破ってでも先に進めばよかったのではないかと。わかる、言いたいことはわかる。だが、俺の立場になって考えてくれ。これは仕方のないことだ。少し考えれば分かる。俺に残された選択肢がこれしか無かったということを。

もし俺が、その拘束を無視し、人生という名の航海をまた一歩先に進めたとしよう。それならどうなる。俺は良い。だが俺の次に改札を通り抜けようとした人物はどうなる。彼は改札に引っ掛かり、一瞬、時間が止まる。そして忌々しげに舌打ちをし、後ろを振り返り、自分に対する敵意を確認する。そして、こう思う。俺じゃない、俺じゃないんだ、改札に引っ掛かったのは。

貴方達なら分かるだろう。俺が取ることの出来た選択肢は、前の人に代わって改札に引っ掛かることだったんだ。俺が救ったのは、俺の前の人じゃない。俺の後ろの人なんだ。たとえ俺の後ろの人が、俺のそんな考えを汲み取っていなかったとしても、それは俺にとって重要なことじゃない。それでもいいんだ。

とにかく俺は、貴方達と俺の前と俺の後ろの人の様々な思いを背負って、今日も改札を通り抜ける。

■宇宙の記憶

というわけで、5月頭に購入したFF9をクリアしました。

たとえただ一つの目的の為に生まれてきた存在だったとしても、私はこの世に生を受けたことに感謝している。 -テラの管理者、ガーランド-

幽霊を見たことあるとか言う奴はな、偽物だ。 -寺の管理者、エンドの父-

最終パーティはジタン、フライヤ、エーコ、ダガー(ガーネット)。主砲は、9999ダメージに達するまで磨き上げたフライヤの竜の紋章。ダゲレオ周辺(セイクロブレス島)でひたすらグランドドラゴン狩りをして威力を高めました。最大の敵はたまに出現するいただきキャット。ダイヤモンドくれないかニャー。

発売は2000年、初プレイ時は高校生。11年の間に年も取り、場所も変わり、身分も変わりましたが、なかなか新鮮な気持ちで楽しめました。過去のゲームを誉めることはあまりしたくないですが、やはり佳作だと感じます。

FF9のテーマの一つは「自分」。特にジタン、ビビ、ダガーの3人が背負う運命は、常に「自分とは何者か」という疑問と表裏一体です。そして「自分」がどのような存在であったかを知ってしまった時、どうするか。特に、ジタンとビビについては、その出自やそもそもの存在意義は非常に残酷なわけです。

ダリの村で、自分が作られた存在であることを知り、黒魔道士の村で、自分がいつか止まってしまう存在であることを知ったビビが出した答え。

テラの地に降り立ち、ジェノムとしての自分の存在意義を知り、自暴自棄になりかけながらも仲間たちの支えによって立ち直ったジタンが出した答え。

テラの管理者として生み出され、生きるための目的をたった一つしかもたらされなかったガーランドが、記憶の場所の最深部にて呟いた言葉。

ジタンとビビが出した答えは、ガーランドの言葉に集約されます。「それでも、生まれてきたのだから、生きる」。単純かつ明確。だけども、強い意志。生まれてきたからには、やりたいこと、出来ること、やらなければいけないこと、いろいろあります。それを自分で考える必要があるわけで、生きるっていうのは大変だなぁ、と。ま、でも、まだまだやりたいことはありますからね。頑張りましょう。

ところで、やはり思うのは、ブラネ女王、もう少し美人でもよかったのでは。あんな、この世のものとは思えない風貌にすることはなかったのになぁ、と思います。もう、ギャグにしか見えない。

※父親は寺の住職ですが、今回の件とは何の関連性もありません。

PR
  
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
TRACKBACK

TrackbackURL

プロフィール
HN:
エンド
性別:
男性
自己紹介:
ゲームセンターは教会、筐体はマリア像、硬貨一枚の寄付をして、10分間の安息を得る。

中部地方在住。社会人。

beatmaniaIIDX
dj NAME:E.N.D.
SP:十段 DP:九段

読書、ゲーム(AC&CS)、フットボール等が好きです。

連絡先
venusandbraves☆hotmail.com
twitter
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新記事
最新CM
[04/21 エンド]
[04/14 miti]
[01/14 エンド]
[01/08 miti]
[10/16 エンド]
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
Copyright ©  -- 「引導を渡せ」と探偵は言った。 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]