既婚者子持ち(確定)がDP十段を目指すブログ。
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ゲーマーの星(赤い悪魔編)
久しぶりに車の運転をした。死を感じた。メメント・モリ。
■ゲーマーの星(赤い悪魔編)
来る5月28日、UEFA Champions League 10-11 seasonの決勝戦が行われます。決戦の地は、フットボール発祥の地、イングランドのウェンブリー・スタジアム。全ヨーロッパのクラブチームの頂点に立つべく、ロンドンの地に降り立つのはたった2チーム。この2チームのうちのどちらかが、ヨーロッパ最強クラブの栄光を手にすることになります。
今年、決勝まで勝ち上がった2チームを、簡単に紹介しましょう。まずは、ハードワークに裏打ちされた抜群の組織力で、並みいる強豪を倒してきた、イングランドの君主にして「赤い悪魔」、マンチェスター・ユナイテッド。20年以上の長きに渡ってチームを率いるサー・アレックス・ファーガソン監督の元、抜群の組織力と安定したパフォーマンスによって、既に今年のプレミアリーグ(イングランドのリーグ)を制しています。チャンピオンズ・リーグにおいても、準々決勝では同じプレミアリーグの強豪であるチェルシーを、ベスト4では、今年のチャンピオンズ・リーグを盛り上げたドイツのジャイアント・キラー、シャルケ04を倒して決勝まで上り詰めました。2年前の決勝戦でも敗れた相手に、今年の決勝戦ではリヴェンジを果たすことが出来るのでしょうか。
マンチェスター・ユナイテッドと相対するは、2年連続バロンドール(ヨーロッパ最優秀選手)の栄冠に輝いたリオネル・メッシを擁し、ヨハン・クライフの哲学に裏打ちされた美しい攻撃的サッカーで全世界のファンを魅了する、名実ともに世界最強クラブの名に相応しいスペインの名門、FCバルセロナ。今シーズンのスペイン王者であるバルセロナは、チャンピオンズ・リーグでも、同じスペインのライバルであるレアル・マドリードを準決勝で退け、王者の風格を持って決勝まで辿り着きました。タレント力なら、マンチェスター・ユナイテッドよりもはるかに上。前述のリオネル・メッシ、スペインのゴール・ハンター、ダビド・ビジャ、無敵艦隊の舵取り役、シャビ・エルナンデス、キャプテンにして生涯バルセロナ一筋の「生けるカタルーニャ賛歌」、カルレス・プジョル等、世界選抜といっても過言ではないメンバーでもって、2年前の決勝で倒した相手、マンチェスター・ユナイテッドを迎え撃ちます。
ところで、今回の決勝戦、アジア人として注目せざるを得ないフットボール選手がいます。マンチェスター・ユナイテッドの背番号13、「オキシジェン・タンク(酸素タンク)」の異名をとり、重要な試合では必ず決定的な仕事をこなす彼の名前は、パク・チソン。元韓国代表MFにして、アジア人として初めてメガクラブで成功したフットボール・プレイヤーです。
京都パープルサンガでプロとしてのキャリアをスタートさせたパク・チソンは、2002年日韓ワールドカップにてその実力を世界に見せつけることとなります(グループ・ステージ、ポルトガル戦において素晴らしいボレー・シュートを決め、日本のメディアに対し、「あれはまぐれですよ!」と流暢な日本語で語った話は有名)。そして、当時の韓国代表監督であった、フース・ヒディンク監督によって引き抜かれ、オランダの名門クラブ、PSVに移籍。PSVでも期待通りの働きを示したパク・チソンは、遂に2005年、アジア人として初めて「赤い悪魔」の一員となることとなります。
その経歴や礼儀正しさ、しばしば見せる日本リスペクト発言(「僕の原点は京都にある」等)から、日本のサッカー・ファンからも広く愛されるパク・チソン。彼の特徴と言えば、中盤より前のポジションであればどこでもこなすユーティリティ性と、試合終盤になっても全力でピッチをカバーし続ける無尽蔵の体力(「オキシジェン・タンク」と呼ばれる所以)。そして忘れてはならないのは、重要な試合では必ず決定的な仕事をするその勝負強さです。
今年のチャンピオンズ・リーグ準決勝、チェルシー戦の2nd leg。後半に追いつかれた直後、勝ち越しゴールを決めたのは、パク・チソンでした。プレミアリーグ第36節、負ければ順位が逆転するチェルシーとの首位決戦、開始早々、ハビエル"チチャリート"エルナンデスの先制ゴールをアシストしたのはパク・チソンでした。他にも、チームの行く末を左右する重要な試合において、パク・チソンは多くの重要な仕事をこなしてきました。
さて、ここで、みんな大好きWikipediaの、パク・チソンの項を見てみましょう。下段、「その他」のカテゴリに、このような記載があります。「TVゲームが好きで、休日はいつも家にこもってゲームをしている」。そう、パク・チソンはゲーマーなのです。それも並のゲーマーではありません。マンチェスター・ユナイテッドの所属選手達が一堂に会する華やかなパーティで、独りソファに腰掛け、PSPらしきゲームを堂々とプレイしてしまう程の、強靭なメンタルの持ち主(一説には、同僚のパトリス・エブラと協力プレイをしていたとも)。そう、パク・チソンはただのフットボール・プレイヤーではありません。彼は、ゲーマーとして初めてチャンピオンズ・リーグ決勝の舞台に立った男なのです。
08-09シーズンの決勝戦、マンチェスター・ユナイテッドは華麗なるポゼッション・サッカーの前に0-2で敗れてしまい、準優勝。ゲーマーのチャンピオンズ・リーグ制覇はお預けとなってしまったのです。しかし今年、マンチェスター・ユナイテッドは決勝の舞台に帰ってきました。相手は2年前と同じ、バルセロナ。大舞台に強い男、パク・チソンも必ずやってくれることでしょう。今年こそ、アジア人プレーヤーとして初、そして、ゲーマーとして初のチャンピオンズ・リーグ制覇を成し遂げてくれると僕は信じています。ゲーマーの星、パク・チソン。彼の活躍を祈りながら、エンドも決勝戦をTV観戦したいと思います。
参考:Wikipedia「朴智星」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%99%BA%E6%98%9F
■ゲーマーの星(赤い悪魔編)
来る5月28日、UEFA Champions League 10-11 seasonの決勝戦が行われます。決戦の地は、フットボール発祥の地、イングランドのウェンブリー・スタジアム。全ヨーロッパのクラブチームの頂点に立つべく、ロンドンの地に降り立つのはたった2チーム。この2チームのうちのどちらかが、ヨーロッパ最強クラブの栄光を手にすることになります。
今年、決勝まで勝ち上がった2チームを、簡単に紹介しましょう。まずは、ハードワークに裏打ちされた抜群の組織力で、並みいる強豪を倒してきた、イングランドの君主にして「赤い悪魔」、マンチェスター・ユナイテッド。20年以上の長きに渡ってチームを率いるサー・アレックス・ファーガソン監督の元、抜群の組織力と安定したパフォーマンスによって、既に今年のプレミアリーグ(イングランドのリーグ)を制しています。チャンピオンズ・リーグにおいても、準々決勝では同じプレミアリーグの強豪であるチェルシーを、ベスト4では、今年のチャンピオンズ・リーグを盛り上げたドイツのジャイアント・キラー、シャルケ04を倒して決勝まで上り詰めました。2年前の決勝戦でも敗れた相手に、今年の決勝戦ではリヴェンジを果たすことが出来るのでしょうか。
マンチェスター・ユナイテッドと相対するは、2年連続バロンドール(ヨーロッパ最優秀選手)の栄冠に輝いたリオネル・メッシを擁し、ヨハン・クライフの哲学に裏打ちされた美しい攻撃的サッカーで全世界のファンを魅了する、名実ともに世界最強クラブの名に相応しいスペインの名門、FCバルセロナ。今シーズンのスペイン王者であるバルセロナは、チャンピオンズ・リーグでも、同じスペインのライバルであるレアル・マドリードを準決勝で退け、王者の風格を持って決勝まで辿り着きました。タレント力なら、マンチェスター・ユナイテッドよりもはるかに上。前述のリオネル・メッシ、スペインのゴール・ハンター、ダビド・ビジャ、無敵艦隊の舵取り役、シャビ・エルナンデス、キャプテンにして生涯バルセロナ一筋の「生けるカタルーニャ賛歌」、カルレス・プジョル等、世界選抜といっても過言ではないメンバーでもって、2年前の決勝で倒した相手、マンチェスター・ユナイテッドを迎え撃ちます。
ところで、今回の決勝戦、アジア人として注目せざるを得ないフットボール選手がいます。マンチェスター・ユナイテッドの背番号13、「オキシジェン・タンク(酸素タンク)」の異名をとり、重要な試合では必ず決定的な仕事をこなす彼の名前は、パク・チソン。元韓国代表MFにして、アジア人として初めてメガクラブで成功したフットボール・プレイヤーです。
京都パープルサンガでプロとしてのキャリアをスタートさせたパク・チソンは、2002年日韓ワールドカップにてその実力を世界に見せつけることとなります(グループ・ステージ、ポルトガル戦において素晴らしいボレー・シュートを決め、日本のメディアに対し、「あれはまぐれですよ!」と流暢な日本語で語った話は有名)。そして、当時の韓国代表監督であった、フース・ヒディンク監督によって引き抜かれ、オランダの名門クラブ、PSVに移籍。PSVでも期待通りの働きを示したパク・チソンは、遂に2005年、アジア人として初めて「赤い悪魔」の一員となることとなります。
その経歴や礼儀正しさ、しばしば見せる日本リスペクト発言(「僕の原点は京都にある」等)から、日本のサッカー・ファンからも広く愛されるパク・チソン。彼の特徴と言えば、中盤より前のポジションであればどこでもこなすユーティリティ性と、試合終盤になっても全力でピッチをカバーし続ける無尽蔵の体力(「オキシジェン・タンク」と呼ばれる所以)。そして忘れてはならないのは、重要な試合では必ず決定的な仕事をするその勝負強さです。
今年のチャンピオンズ・リーグ準決勝、チェルシー戦の2nd leg。後半に追いつかれた直後、勝ち越しゴールを決めたのは、パク・チソンでした。プレミアリーグ第36節、負ければ順位が逆転するチェルシーとの首位決戦、開始早々、ハビエル"チチャリート"エルナンデスの先制ゴールをアシストしたのはパク・チソンでした。他にも、チームの行く末を左右する重要な試合において、パク・チソンは多くの重要な仕事をこなしてきました。
さて、ここで、みんな大好きWikipediaの、パク・チソンの項を見てみましょう。下段、「その他」のカテゴリに、このような記載があります。「TVゲームが好きで、休日はいつも家にこもってゲームをしている」。そう、パク・チソンはゲーマーなのです。それも並のゲーマーではありません。マンチェスター・ユナイテッドの所属選手達が一堂に会する華やかなパーティで、独りソファに腰掛け、PSPらしきゲームを堂々とプレイしてしまう程の、強靭なメンタルの持ち主(一説には、同僚のパトリス・エブラと協力プレイをしていたとも)。そう、パク・チソンはただのフットボール・プレイヤーではありません。彼は、ゲーマーとして初めてチャンピオンズ・リーグ決勝の舞台に立った男なのです。
08-09シーズンの決勝戦、マンチェスター・ユナイテッドは華麗なるポゼッション・サッカーの前に0-2で敗れてしまい、準優勝。ゲーマーのチャンピオンズ・リーグ制覇はお預けとなってしまったのです。しかし今年、マンチェスター・ユナイテッドは決勝の舞台に帰ってきました。相手は2年前と同じ、バルセロナ。大舞台に強い男、パク・チソンも必ずやってくれることでしょう。今年こそ、アジア人プレーヤーとして初、そして、ゲーマーとして初のチャンピオンズ・リーグ制覇を成し遂げてくれると僕は信じています。ゲーマーの星、パク・チソン。彼の活躍を祈りながら、エンドも決勝戦をTV観戦したいと思います。
参考:Wikipedia「朴智星」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%99%BA%E6%98%9F
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