既婚者子持ち(確定)がDP十段を目指すブログ。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
選択と時間
炬燵が降臨なさるやいなや、上がる気温。
■選択と時間(「キャサリン」)
「キャサリン」の感想。
■選択と時間(「キャサリン」)
「キャサリン」の感想。
人生とは選択の連続だとしばしば言われるけど、それはまさしくその通りで、生まれて以来積み重ねられ続けてきた「選択」の集積として今がある。周りによって強いられたもの、後悔しているもの、軽い気持ちだったのに重大な結果を招いてしまったもの、人によって様々な「選択」があっただろう。だけど、その結果として「今」があるという点で、全ての選択は尊重されるべきだと僕は思う。今の貴方は、紛れもなく貴方が選んできた「選択」の結晶だ。
「キャサリン」は非常にジャンル分けの難しいゲームだけれども(ジャンル分けの是非についてはここでは置いておく)、これは「選択ゲー」なのだと僕は断言する。恋人、友人、人生、そして自分。様々な場面でいろいろな選択を強いられるヴィンセント(主人公)は、まさしく僕らと同じ「人間」そのものだし、彼の「選択」によってもたらされる結果の一つ一つが彼の「人生」だ。モラトリアムを引き延ばし、選択を先送りにしてきたヴィンセントは、確かに主人公としては冴えない(しかも浮気をする)。それでも彼の生き様を見ていたいと思うのは、選択に対して悩み続ける彼の「人生」が、僕らの「人生」そのものだからだろう(だからこそ、自分の意地だけでラストバトルに挑む彼の姿は、滑稽でありながら眩しい)。
ところで、「キャサリン」で最もゲーム性が強いパートは、ヴィンセントの悪夢の中で繰り広げられる命懸けのパズル。このパズル、ゲーム性がとにかく素晴らしい。これほどストーリーにマッチしたゲームシステムはそうそうない(ゲームシステムに合うストーリーを組み立てたのだろうと想像する)。彼の悪夢の中では、選択ミスと躊躇が命取り。限られた時間の中で、正しい選択肢を選び抜く。プレイヤー思考力と判断力が常に試される。この緊張と焦燥は、他のゲームではなかなか得られない。そう、それこそ、「人生」という名のゲーム以外では。
「キャサリン」 2011年2月17日発売
http://cathy.atlus.co.jp/
「キャサリン」は非常にジャンル分けの難しいゲームだけれども(ジャンル分けの是非についてはここでは置いておく)、これは「選択ゲー」なのだと僕は断言する。恋人、友人、人生、そして自分。様々な場面でいろいろな選択を強いられるヴィンセント(主人公)は、まさしく僕らと同じ「人間」そのものだし、彼の「選択」によってもたらされる結果の一つ一つが彼の「人生」だ。モラトリアムを引き延ばし、選択を先送りにしてきたヴィンセントは、確かに主人公としては冴えない(しかも浮気をする)。それでも彼の生き様を見ていたいと思うのは、選択に対して悩み続ける彼の「人生」が、僕らの「人生」そのものだからだろう(だからこそ、自分の意地だけでラストバトルに挑む彼の姿は、滑稽でありながら眩しい)。
ところで、「キャサリン」で最もゲーム性が強いパートは、ヴィンセントの悪夢の中で繰り広げられる命懸けのパズル。このパズル、ゲーム性がとにかく素晴らしい。これほどストーリーにマッチしたゲームシステムはそうそうない(ゲームシステムに合うストーリーを組み立てたのだろうと想像する)。彼の悪夢の中では、選択ミスと躊躇が命取り。限られた時間の中で、正しい選択肢を選び抜く。プレイヤー思考力と判断力が常に試される。この緊張と焦燥は、他のゲームではなかなか得られない。そう、それこそ、「人生」という名のゲーム以外では。
「キャサリン」 2011年2月17日発売
http://cathy.atlus.co.jp/
PR
COMMENT
TRACKBACK
TrackbackURL